中小事業者の土壌汚染対策の参考書
事業を廃止したりするときになって初めて土壌汚染対策が必要なことを知る中小事業者も少なくないと言います。
廃止する段階で土壌汚染対策をするとなると、浄化等が必要になった場合に対策技術の選択肢が少なくなり、高額な浄化対策工事を選択せざるを得ない場合が少なくなく、できれば事業を継続しているうちに汚染状況を把握し、時間をかけて浄化等できる技術を選択することが望ましいと言われています。
土壌汚染調査等の専門家の中には、土壌汚染対策を定期的な健康診断に例える人もいます。定期的な診断により、スケジュールに余裕を持って対策を行う方が、急な症状により緊急手術等を行うより様々な点でリスクを下げられますが、土壌汚染問題もあらかじめどのような汚染があるのか、その状態がどの程度なのかを把握しておいた方が、対処はスムーズになるという訳です。
とりわけ資金的に限りのある中小事業者の土壌汚染対応はそうした考え方が重要であり、それを支援すべく、経済産業省が「中小事業者のための今すぐ始める土壌汚染ガイドブック」を、東京都環境局が「中小事業者のための土壌汚染対策ガイドライン(改訂版)を作成、公開しています。
いずれでも、土壌汚染の制度的な基礎を分かりやすく解説し、合理的な手順などを示しており、操業中の今、考え行動しておくべき点をまとめています。
操業中にぜひ一度、こうしたガイドブックやガイドラインを読んでおかれることをお奨めします。
以下に、経済産業省のガイドブック、東京都環境局のガイドラインのURLを記載しますので、ぜひご参考にしていただければと思います。
◆経済産業省「中小事業者のための今すぐ始める土壌汚染対策ガイドブック」◆
◆東京都環境局「中小事業者のための土壌汚染対策ガイドライン(改訂版)」◆
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/chemical/soil/support/guideline.files/r3dojouguideline_all.pdf
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